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先日、約2ヶ月程待ちという状況の中、恐縮ながらお時間頂戴しご納品させていただきました、

神棚 「厚屋根三社(あつやねさんしゃ)木曾桧」のご紹介です。

 

上の写真ではスケール感が伝わらないかと思いますが、

30号という当店の神棚の中でも一番大きな規格で、最大幅は約1m程ございます。

 

 

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土台の部分も広がりのある、重心のどっしりした造りですので、

神棚全体のバランスも、やはりこれくらい厚みのある屋根「厚屋根」がよく似合います。

 

 

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この30号のサイズは、「厚屋根」の他に、最上位品となります「太鼓屋根(たいこやね)」もございます。

 

こちらの30号サイズともなりますと、幅が広いぶんを、そのまま扉を大きくしてしまいますと、

バランスが悪くなるので、扉と扉のあいだには、組子の細工が施されております。

この点は、太鼓屋根と共通の仕様でもあります。

 

その主張しすぎないアクセントが、より一層、この神棚を格あるものに引き立て、

この30号のサイズをお選びになられるお客様の決めてとなることもある程です。

 

ですので、もし神棚の設置場所に余裕があり、25号サイズと迷われてるのであれば、

お値段の違い以上に風格のある、こちらの30号サイズをお薦めいたします。

 

 

 

 

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太鼓屋根仕様は、木曾桧(きそひのき)の他に、本欅(けやき)でお造りしたものもございますが、

この厚屋根仕様は、木曾桧製のみとなりますので、人気も高く、常に品薄、欠品の状態が続いております。

 

太鼓屋根は、その名の通り屋根の厚みが太鼓のように、ふくらみのある造りとなります。

厚屋根仕様にはない、太鼓屋根仕様のみの特徴などもございます。

 

『神棚 太鼓屋根三社 木曾桧20号』も、同時期に製作してお納めしましたので、

詳しくは、またの機会にこちらで、ご紹介させていただきます。(※今回の写真のものはすべて厚屋根仕様です)

 

 

どちらの仕様も若干お時間頂戴いたしますので、

ご用命のお客様はご入用のお日にちまでに余裕のある時期に、ご注文いただきますようお願い申し上げます。

 

ご検討いただくお客様はこちらから商品詳細をご覧いただけます。

神棚 厚屋根仕様 30号 >> https://www.isemiya.com/products/detail.php?product_id=126

 

 

カテゴリ:
神棚

神棚 『雲』

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新商品のご紹介です。

神棚用 『雲』

 

すでに先日商品を登録させていただいておりますが、

旧商品の品切れが続いておりまして、非常にお問い合わせが多かった商品でもあります。

お電話やメールにてお問い合わせいただいたお客様へは、商品登録前にご提供させていただいておりましたが、

ようやく、すべての皆様に見ていただけるようになりました。

 

お問い合わせが多かったというのも、やはり神棚のご購入を考えてらっしゃるお客様は、

予備知識として、インターネット等でそうした情報を得られてらっしゃる方が増えているようです。

 

神棚をお祀りする場所として、一戸建てであれば、やはり家族みんなが集まるお部屋として、

一階のリビングや、またマンションなどでは特に、階上にお部屋があったりと、

神棚の上を人が歩いたりするケースが多いという、住宅事情が反映されていたりもします。

 

この「雲」の由来・目的は上述のとおり、ご存知の方も多いですが、

神棚の設置環境としてやむを得ず、神棚の上を人が歩いたりしてしまう。

それでは失礼にあたってしまうということで、「雲」や「天」と言う字を神棚の上に貼り、

この上には何もない天井ならぬ、天上とみなし、せめてもの心配りをしたいという、

日本人ならではの感性と言えるでしょう。

 

「雲」という字にそうした想いを込め、神様を敬うこころとして自然に広まっていった、

この感性は大事にしたいものですね。

 

 

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ですので、よくあるお問い合わせのなかで、

「絶対にこれを貼らないといけないの?」というご質問をいただきますが、

絶対にこうしなければいけないというものではなく、本来の目的である「心配り」です。

 

紙に「雲」や「天」と書いて貼っておられる方もいらっしゃいます。

 

神棚をお祀りするにあたって、あまりそうした情報にがんじがらめになるのではなく、

逆に生活の一部として楽しんでいただけることが、

総じて、神棚をおまつりするという本来の目的にかなうのではないかと私は思っております。

 

そうした想いから、せっかく雲型をお使いいただくのであれば、いいものをご提供したい。

今回の新商品は、従来品よりも一回り大きく、材質も木曾桧にいたしました。

 

ご入用のお客様はこちらから商品詳細をご覧いただけます。

神棚 雲 >> https://www.isemiya.com/products/detail.php?product_id=560

 

 

カテゴリ:
神棚

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ブログの更新を休んでおりましたので、少し遡りますが、

先日お客様の元へご納品させていただいた『別注 御霊舎(神徒壇・神道祭壇)』のご紹介です。

 

サイズは、高さ:170cm 幅 :75cm 奥行:65cm の大型御霊舎で設置場所に合わせたオーダーメイド。

写真は、発送前夜にカメラマンさんに無理をお願いして撮影していただいたものです。

 

随所にこだわりを持たれた横浜市 Y様からのご注文で、背面、側面、上段下段の合わせ面など、

見えないところもすべて無垢の木曾桧をつかった「総無垢木曾桧仕様」というご要望でした。

 

お打ち合わせを進めるにつれて、故人への深い愛情が、ひしひしと伝わってまいりましたので、

売り手と買い手という垣根を越えて、出来る限りでご対応させていただくよう努めました。

 

下段の道具入れの扉の上には、抽斗(ひきだし)がついております。

お客様のご希望は、この抽斗の内部もすべて無垢の木曾桧を使用して欲しいということでしたが、

通風の取れない抽斗の内部は、使用しているうちに桧の油でベトベトになることが目に見えておりますので、

非常に悩んでおられましたが、ご納得頂いた上で、ご提案した適材を使用することにいたしました。

 

前面は、もちろん木曾桧の共木を使用しておりますので、幅いっぱいの大きな抽斗に見えますが、

中心で左右に分かれた抽斗がついております。

 

その抽斗の内部以外は、ご要望通り、総て無垢の木曾桧を使用した大変贅沢な御霊舎です。

 

御霊舎(神徒壇・神道祭壇)に今までご縁のなかったお客様のために、このご要望の何が贅沢かと申しますと、

写真では撮影の為、何もない空間におかれてますが、実際の設置場所は、押入れのような、

奥まった空間に、はめ込むように納めますので、開梱し、納めてしまったあとは、

前面以外ほとんど目にすることがない面となります。

通常の家具などと違い、気分によって模様替えをするようなものでもありませんので尚更です。

 

金額的にも決して安い買い物ではございませんので、

一昨年前には、色々な神具店でご検討されたなかで、ご納得いくものがなく、ご購入を断念されたそうです。

そうしたことを経て、当店を見つけていただき、ご要望を出来る限り実現できましたことは、

何かのご縁としかいいようがございません。

 

その他の部分にも随所にこだわりが埋め込まれておりますが、

すべて活字にしてしまうのは野暮なもの。

強いこだわりを持たれたご注文主様 Y様に大変ご満足いただけたということだけ付け加えておきます。

 

こうした仕事は一期一会に尽きると申しましょうか、

こちらとしましても、Y様のご家族への深い愛情を学ばせていただきました。

このご縁に心より感謝申し上げます。

 

カテゴリ:
御霊舎
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